Windows Live Writer のテスト

概要

WordPress のデフォルトエディタは表の挿入が面倒なので、MSの汎用ブログ発行ツール「Windows Live Writer」を使ってみることにした。

Windows Live Writer の画面


セットアップがうまくいかない

最初のセットアップで、ブログのURL、ユーザー名、パスワードを入力するのだけど、うまく接続できず。

LiveWriterのセットアップでエラー

よく見ると、XML-RPCがどうのこうのと書かれていたので、ああ先日WordPressへの不正アクセスが起きているという記事を読んでXML-RPCを無効にしたのが原因か、と思い立った。

早速adminアクセスしてXML-RPCを有効にすると無事セットアップが通った。

WordPressの設定でXML-RPCを有効にする

クラウドに思いが至る

そうか、当時はなぜXML-RPCなんてインターフェイスがあるのか疑問だったけど、きっとこれによってブログの実体と入力を分離できるんだね。以前ココログを使っていたとき、ココログ以外のブログもホストできるようになっていて、どういう仕組なのかと思っていたけど、あれも裏ではXML-RPCで通信していたのかも知れない。

そして、改めていまクラウドが人口に膾炙している理由が実感された。ITと社会の接続点が多重・多面的になるにつれ、脆弱性への攻撃の恐れが高まる。XML-RPCなんて普通に使っていても、ITの人でさえ気付かないのではないか。でも実際に危険につながっていたりする。ましてや、素人や複雑なシステムを抱えている組織なら一層危険が高いので、そのへんまとめて外部委託したほうが安心できる、というのも自然だ。

ブログ技術に思いが至る

ところでブログ用のXML-RPCってどこかで仕様があるのかとも思うのだけど、もともとBlogger API というものがあったところに、Movable Typeが拡張したりして、いろいろあるらしい。Blogger APIというのは、ブログの元祖 Blogger の仕様っぽい。MetaWeblog APIというもののリファレンスはMSDNにあるので、これはMSの仕様なのかな? かつてのHTMLみたいに規格が乱立しているようだ。

ブログってこう考えてみると、単に「簡易ホームページ作成ツール」というだけではないね。Web標準技術といっしょに発展してきたようなところがあるのも納得。

肝心の Windows Live Writerの使い勝手

なかなかいいね。複数のブログも管理できるし、過去のポストも開いて編集できるし、表や画像の挿入も自然だ。

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